~快適なリビングの見つけ方・作り方~
リビングルームは家族の生活の基盤になり、コミュニケーションが取れる大切な場所。
家族の意見を取り入れつつ、後で後悔しないような快適な家にしたいですよね。
今回は、リビングづくりの・選ぶときに役立つポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。
【リビングは1Fか2階どちらにある方がいいか】
◇1Fリビング
①子供の帰宅のタイミングや様子を把握できる
リビングが1Fだといつ帰ってきたか把握できるので、お子様のいる家庭には安心です。“今日はいいことがあったのかな”とか“なんだか今日は元気がないな”など家族の表情の変化に気が付いたらすぐに会話ができるのでコミュニケーションが取りやすいところもメリットです。
②季節の移ろいを楽しみながら生活できる
1Fにお庭やガーデニングを作っておけば、自然を感じながら生活ができます。安心できる敷地内で自然に触れさせてあげることが出来るので、自宅で遊ぶ機会が多いお子様の好奇心を育んでくれます。
◇2Fリビング
①プライバシーの確保
1Fリビングだと道路側に大きな窓を取り付けると通行人の目が気になって、結局カーテンを閉めっぱなしになってしまったということもあります。2Fリビングだとプライバシーは守りつつ採光にこだわった自分好みの窓を設置できます。
②開放感がある空間が作りやすい
地域のルールや法律の範囲であれば天井の高さを自由に決めれるので開放的なリビングにしていただけます。勾配天井にしたり、2Fならではの開放感を味わうことが出来ます。
【リビング・ダイニングをどうするか】
◇リビング・ダイニングがセパレートになったタイプ
セパレートにすると、“くつろぐ場所”と“食事をする場所”が別々なので、生活にメリハリが生まれます。テレビを見ながらダラダラ食事をすることがなくなりますので、子供をきちんとしつけたい方にもおすすめです。デメリットは、帰宅時間がバラバラの家庭では食事をとる時にさみしく感じることがあるかもしれません。
◇リビング・ダイニング・キッチンが一体になったタイプ
一般的に人気のタイプです。家族それぞれ違うことをしていても、気軽にコミュニケーションをとれてます。また、親戚やお友達が集まってもみんなで楽しめる十分なスペースを確保することができ、キッチンから食事を運ぶ時もラクラクです。
デメリットは、調理中・食事中のにおいがリビングに流れてしまうので、こまめな換気が必要になります。
【吹抜けのメリット・デメリット】
・メリット
採光を多く取り入れることができ、吹き抜け天窓を設置すると風の通りもよくなるので、
快適な住環境が手に入ります。圧迫感を取り除き、お部屋の開放感がアップ。普通のリビングよりも贅沢な気分を味わうことができ、リラックス効果も高めます。
・デメリット
暖房効率が悪くなってしまうため、複層ガラス・床暖房・断熱材などの採用など『気密性・断熱性』などに配慮したおうちづくりが必要になります。
照明も電球の取り換えが大変なので 、高寿命のLEDライトの採用など工夫することが大切です。
【リビング収納を配置する際に考えておくこと】
散らかりやすいリビングの特徴は片付けにくい位置に収納があったり、収納場所まで遠かったりすることです。例えば、テレビゲームやよく見るDVDなどの収納位置が片付けにくかったら、面倒くさくなってしまいます。その結果、出しっぱなしの原因となってリビングが散らかってしまいます。生活習慣をイメージして収納の配置を決めておくと、キレイで暮らしやすいリビングになります。例えば、キッチン横にパントリーを配置したり、テレビを配置する場所を壁面収納にしておくと空間がすっきりして見えますし、片付けやすくなるのでおすすめですよ。
【家事のしやすい動線の作りかた】
家の条件によって変わりますが、リビングと水回りを同じにしておくと家事の負担が軽減されます。例えば、キッチンで料理しながら、洗濯機を回すこともできますし、トイレやお風呂に入っているお子様に注意を向けることが出来ます。さらに、物干し場と洗濯機の配置場所を統一しておくことで上下の移動をしなくて済むので、毎日の洗濯はとても楽になります。物干し場や洗濯室横に家族共有のウォークインクローゼットを設置すれば、乾いた洗濯物をすぐに片付けることが可能になります。
【まとめ】
リビングは家族の生活の中心となるスペースだからこそ、様々な観点から考えて
設計する必要があります。設計によって生活スタイルだけでなくコミュニケーションに大きく影響するので、できるだけ多くの希望を出して納得のいくリビングつくりをおすすめします。