こんにちは☆
タイセイの草野です！！
先日のお休みに
奈良国立博物館で開催されていた
『ご即位記念 第71回 正倉院展』
にいってまいりました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
最終日前日だったのもあってか、
奈良国立博物館近くの交差点は”正倉院渋滞”( ;∀;)
パーキングはどこも満車で
渋滞に巻き込まれながら駐車場を探したので
まあまあな時間をとられてしまいました(';')
博物館近くには人混みと奈良名物の鹿！
高さのある植え込みのなかに座り込んでいる鹿がいて
おもしろかったです┗┻━(´・ω・｀)┻┛
SHIKA-CHANG
cawaii......
正倉院展に行くのは
これで二度目だったんですが、
久々なのもあってか、
新鮮な気持ちで楽しめました♡
何度見ても飽きません(*^-^*)
正倉院は
『シルクロードの終着点』
とも呼ばれていて、
3世紀～7世紀半ばまで
西アジアの大半(現在のイラン周辺)を支配したといわれる
ササン朝ペルシアのガラスの碗や、
唐製の楽器・刀・獅子頭など、
東西アジアの様々な宝物が納められています。
シルクロードというのは、主に
中国西域から中央アジアまでの砂漠を行交う『オアシスの道』
北方のモンゴルやカザフスタンの草原地帯から黒海に続く『草原の道』
中国南方から海を経て、東南アジア-インド洋-アラビア半島に至る『海の道』
の三つの道からなります。
この中で最も古い交易路は
三つの道で最も北方に存在していた草原の道です。
中国を北へ上り、モンゴルの草原地帯を渡って
ロシア南部やカスピ海、アラル海一帯を横目に
トルコ北部の黒海付近まで続きます。
この草原の道の東西に、
様々な遊牧騎馬民族たちが
大帝国を築いていったそうです。
中国史に興味のある方ならご存知の
『匈奴(きょうど)』・『突厥(とっけつ)』
などの北方の遊牧騎馬民族も
この草原の道付近を本拠地としていました。
世界史上最大で最強のモンゴル帝国を築いたモンゴル民族は
この草原の道全域と交易を支配し、
オアシスの道を含めた東西の交易路を
整備・拡大していったといわれています。
オアシスの道は、これもまた三つの道からなります。
中国西域の天山山脈の北側を通る、
距離が長いものの比較的難易度の低い『天山北路』。
砂漠の近くや標高4000～5000ｍの地帯を通り抜ける、
南側の『天山南路』。
距離が短く利用者も多かったものの、
タクラマカン砂漠の南側を通らなければならない『西域南道』。
この三つがオアシスの道です。
かの有名なマルコ・ポーロもこの西域南道を通ったといわれています。
ちなみに、
タクラマカンはウイグル語で
『死』や『無限』をあらわしていて、
この広大な砂漠がどれほど過酷な場所であるのか窺えます。
最後は海の道！
海の道とは、ヨーロッパ-インド-東南アジア、
そして中国まで続く大陸沿岸の海路のことです。
古代のローマの商人は、
インドからこの海の道を経て中国まで渡ってきていたそうです。
造船技術や交通手段なども発達していなかった時代に、
このように壮大で過酷な果てしない道のりを経て、
中央アジア及び西アジア諸国、中国など、
様々な大陸の国々から渡ってきた宝物は
どれほど貴重で価値のあるものなのか・・・
正倉院展は、
こうした遠く古代の国々にルーツを持つ宝物を生で目にすることができ、
四方を海に囲まれた日本という小さな島国にいながら、
異国情緒あふれる大陸の文化を感じられる
ロマンにあふれた展覧会でした＾＾
奈良国立博物館のお池(';')
出口にあるこの池の前では
野点の席が出ていて、
お茶席の受付でなんやかんやすると
お抹茶をいただけるようでした( ^^) _旦~~
長くなったので、
宝物の解説はまた次回！！
ではでは(@^^)/~~~
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